いにしえの物語、民話や伝承には「無痛覚」の要素が散りばめられています。
赤ずきんに登場するオオカミは、おばあさんと赤ずきんを食べたあと、おばあさんのベッドで眠ってしまいます。
そこに猟師がやってきて、眠っているオオカミのお腹を切り裂き、おばあさんと赤ずきんを助け出すのですが、お腹を切られても眠り続けているなんて、このオオカミはまさに「無痛覚」です。
助け出された赤ずきんも、食べられて痛かったとか怖かったとかではなく、「ああ、びっくりした。オオカミのおなかの中って、 なんて真っ暗なんでしょう」と呑気なことを言っています。
まちゅまゆさんの絵本『ヒトを食べたきりん』もまた、心の暗闇を描きながらも無痛覚の明るさや夢遊性を備えた、グリム、ゴーリー、シュヴァンクマイエルなどに見られる「メルヒェン・ノワール」の伝統を受け継ぐ現代のフォークロアと言えるでしょう。

画家・まちゅまゆの油彩画による重厚な色彩のメルヒェン・ノワールをお届けします。
風合いのよいマットなミルト紙を使い、リトグラフのように丁寧に印刷された美しいページたち。
本文だけでなく、表紙(ハードカバー)・見返し・扉・後書き・奥付に、この絵本のエスキスになったデッサンやエッチングを数多く掲載し、画集としても楽しめる内容になっています。

さらには、mama!milkの生駒祐子とサウンドデザイナーの西浦智仁のサウンドを収めたCDを巻末に収録し、絵本と音楽のコラボレーションが楽しめる仕様になっています。
絵と物語と音楽と印刷術、贅を尽くしたハイクオリティなこの絵本をぜひお手にとっていただけたら幸いです。
◎著者/まちゅまゆ
◎書名/ヒトを食べたきりん
◎付録/サウンドCD(生駒祐子・西浦智仁)
◎製本/B5判変形ハードカバー
◎価格/2415円(内税)
◎企画/スタジオカタチ
◎出版/集広舎
福岡お取り扱い店舗(書店以外)
◎cache-cache(カシュカシュ)
静かな通りに佇む小さなお花屋さんです。
福岡市中央区薬院1-2-9 #103
TEL/FAX 092-751-7387
OPEN 10:00 ~ 20:00 (close/sunday)
◎CAFE SONES(カフェソネス)
福岡有数の元気なカフェです。
福岡市中央区薬院1-16-18 1F
TEL/FAX 092.741.8287
OPEN 12:00~26:00まで(火曜日定休)
◎古本と珈琲 coffon(コホン)
古本が置いてある静かな隠れ家的お店です。
福岡市中央区警固3-1-28 アーバン警固301
TEL.092-725-3711
open.13:00-22:00(金・土曜日 -24:00)不定休
関連サイトおよびレビュー
◎絵描き屋まちゅまゆ
◎集広舎インフォメーション
◎yukoikoma.com
◎studio katati
◎ruru askeo
◎Youtube『ヒトを食べたきりん』プロモーション動画
◎えりあす/area-s
◎福岡アート&デザインコミュニティ見る美(みるび)
◎西日本新聞/クロスMAX クリエーターズ・ガーデン
ブルーの箇所が店休日です。
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